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F.LLI Giacomettiのマルモラーダ(FG105)を購入しました
約10年前に購入したマウンテンブーツ(英:Hiking Boots)の劣化が進んできまして、表面のひび割れも目立つので新調しました。ブーツ自体は1年以上前から探していたのですが、なかなかお手頃な価格のものが見つかりませんでした。 そうこうしているうちにシューズ類の価格も上昇し、逆に時間をかけると高価格になって入手不可能になると考えて購入に踏み切りました。それも偶然店舗で発見した1点のみ残っていたセール品でした(税込121,660円)。 ちなみに10年前の定価は約13万円で、現時点では約17万円となっています。そしてヤフオクやメルカリなどでは、新品同様のものを10万円以下で購入することも可能です。しかしどうしても試着を希望したのでそれらは見送りました。 F.LLI Giacometti(フラテッリ ジャコメッティ)はイタリアのシューズブランドでございます。とは言ってもそのアイテムのほとんどは日本国内で販売されており、イタリアはおろかヨーロッパのショップでも見かけないブランドです。 今回購入したマルモラーダ(Marmolada)は同ブランドを代表するモデルです。このマウンテンブーツは種類が豊富で牛革の他に、象革・カバ革・オーストリッチ革なども過去には存在しました。さらに多数の色も展開されています。 街履きのファッショナブルなマウンテンブーツは、実用的なものより細身のシルエットが重要視されます。それはスラックスなどのドレスパンツや、ウールコートなどと合わせる必要性があるためです。 それと意外と重要なのが靴紐で、これによって外観の印象が大きく変化します。この点において、アメリカ製ブーツで多く使用されている黄色+茶色の靴紐などは高級感に欠けてしまいます(アメリカ製シューズは靴紐まで考慮されていない)。 そしてマウンテンブーツは他のシューズ類と違って革が厚めなのでサイズ選びが難しく、失敗すると痛みで履けなくなったりします。それも購入時は問題無くても、履きだしてしばらくしてから当たる箇所が出てきたります。 購入したのはEU40で、私の幅広甲高足の普段履きのサイズです(JP25cm)。最も重要視したのは小指の外側の当たり具合で、ここが常に当たると高確率で痛みが出ます。そしてこのブーツはこのサイズで幅に少し余裕があります。 一般的にブーツはサ...
ジップアップ セーターは使いやすいが人気が無い
セーター類のなかでも前部ジッパー付き(首上部まで)のものは使いやすい印象です。その大きな理由は、頭からかぶるタイプ(プルオーバー)のセーターより脱着が容易なことが挙げられます。 プルオーバー タイプのセーターは脱着の際に髪型(女性の場合はお化粧も)が崩れるので、コーディネートの完成後にそれらを整える必要があります。したがって気が変わって他のセーターに着替えたりするのが煩雑です。 この点においてジップアップ セーターは優れており、インナーの変更でも頭髪の乱れなどを気にする必要がありません。次にジッパーの開閉度合いを変更することにより、体温調節が可能なことが挙げられます。 これは特にタートルネックの代替として、暖房の効いた屋内で威力を発揮いたします。屋外ではジッパーを上げてタートルネックのように使い、屋内では首元まで下げてVネックセーターのように使うことができます。 上記のような理由から、以前私も着潰すまで使っていたことがあります。しかしあまりカッコが良いものが無かったので、最近ようやく新たに購入した次第です。またセーター類の中では人気が無い部類にも入ります。 カッコの良さに関しては肉厚ウール素材でタイトフィットのデザインが良いのですが、一般的なものは薄い素材でシルエットが緩いのが現状です。またカッコの良さは体型にも依存するので、それも人気が無い理由です。 それであればトラックジャケットで良いのでは、とお考えの方もいらっしゃるかと思います。しかしトラックジャケットはスポーツ由来でカジュアル色が強く、フランネル素材のパンツなどと合わせることが困難です。 結局のところジップアップ セーターは一般向けとは言い難く、また一撃でカッコ良くなるアイテムでもありません。しかしタイトな感じでセーター類を着こなせる方であれば、試される価値は十分あると思います。 このアイテムの着こなしにおいては、肌着をヘンリーネックシャツとすると良い感じです。それはジッパーを首元まで下げた際に見えるシャツのボタンが、アクセントとなって肌着に見えにくいからです。 参考までにセーター類の袖が長すぎてダブつく場合(特にイタリア製)、先端のリブ部分を外側に折り返すとスッキリして見えます。加えて、こうすることによって腕時計などのハンドアクセサリ類を露出させることも可能になりま...
40代メンズ向けのエレガンテな サマー リゾートファッション
一昨年のコロナ禍開けから海外旅行をされる方々も増加してきました。旅行の目的は様々ですが、オシャレに興味がある方は旅行先で華やかなファッションで着飾る良い機会でもあります。 逆にオシャレな服装がお好きな方こそ旅行先で着飾らないと損でございます。とは言っても国内でファッションを趣味とする男性の方々は、衣服以外の事柄にあまり興味が無いインドア志向の方が多かったりします。 夏季のリゾートファッションは冬季のそれと違ってアイテム数が少なく、エレガンテなスタイルに仕上げることが容易です。そしてエレガンテなファッションとは、ドレスコードが指定されたレストランにも入れるという定義となります。 まずはテーラードジャケットが必要です。これさえ着用すれば海外のレストランでは邪険な扱いを受けることはありません。そのセットとしてローファー(ドライビングシューズ)と革ベルトも同じく必要となります。 一般的にサマーリゾート ファッションの場合、コットン素材よりはリネン素材のアイテムのほうがエレガンテな外観になります。それが無理な場合でも、薄いコットン生地のジャケットやパンツのほうが良いと思います。 長袖シャツは単体であれば問題ありませんが、テーラードジャケットを着用すると暑く感じます。その点において半袖シャツはジャケット着用の際に長袖シャツと外観がほぼ同じであり、体感温度調節も楽なのでオススメです。 またリネンなどの夏向きの素材のテーラードジャケットは、風通しが良いので半袖シャツと合わせても腕が汗でベトつくこともありません。実際海外のサマーリゾート地では、半袖シャツ+ジャケットのスタイルを良く見かけます。 半袖シャツは裾がストレートカットのデザインであれば、単体およびテーラードジャケットの両方に対応可能です。上記のスタイルでも高級レストランも入店可能ですが、サンダルやスニーカーは避けたほうが無難です。 この他に年間を通してサングラスは必須で、それには太陽光線からの目の保護や視線を隠すことによる防犯効果もあります。しかし日本人には定着しておらず、海外で裸眼の小綺麗な東洋人=日本人といった印象です。 ちなみにサングラスはカッコを付けているとか怪しく見えるなどと仰る方々は、単にサングラスがお嫌いなだけであったりします。そういった方々は、人目をまったく気にする...
ドバイに旅行をしてきました【2025年】
今年の年末年始は久しぶりに海外旅行をしてまいりました。選んだ旅先は9年ぶりのドバイでございます。滞在先はCrowne Plaza Dubai Festival Cityで、早朝7時のホテル到着でしたが11時にはチェックインすることができました。 同ホテルはモールに隣接しているので、日常品の買い物や食事に便利という理由で選びました(朝食付き)。しかし大晦日の夜はプールサイドで大音量の音楽が流れ、部屋まで響くそれが元日の午前2時頃まで続いたのが気になった点ではありました。 Jumeirah Al Qasrホテルの敷地内の桟橋の先端に位置するPierchic(高級イタリアンレストラン)で昼食に出かけました(要予約)。窓側の席は海に面しており、店長(フロアーマネージャー?)はイタリアの方でした。 ちなみにJumeirah Al Qasrのプライベート ビーチはエレガンテでございます。宿泊するとなると結構べらぼーなお値段となりますが、デッキチェアーもマット付きでした(東京のホテルプールもせめてマットを敷いていただきたい)。 沙漠で写真撮影をしようかと内陸部にあるTerra Solis Dubaiに1泊しました。同ホテルの客室は、上記の個室または屋外のテント(シャワー無し)という構成になっています。個室はテレビ無し電話無し(snapchat)なので、ホテルとの連絡は面倒であったりします。 またホテルにはタクシーが常駐していないので、Uberタクシーなどを呼ぶ必要があります。そして同ホテルはクラブ音楽のライブ演奏が行われることでも有名なようで、特に大晦日ライブを目当てにヨーロッパ各地から人々が滞在していた印象でした。 沙漠のオアシスといった外観の屋外プールは、非常にエレガンテでございました。このプールは屋外ステージと隣接しているので、ライブ演奏時にはプールサイドでそれを聴くことも可能です。 年末年始はドバイに滞在していました pic.twitter.com/InNvbxGg9C — やさぐれスタイリスト (@k8araki) January 3, 2025 ドバイの1月は日中の気温が25℃を超えるとは言え、太陽が出ていてもプールから出れば寒さを感じます。午前中から泳げる場合もありますが、基本的には午後からプールを利用したほうが良...
冬のメンズスタイルで使いやすい柄物グレー アウター
冬物アウターのなかでも柄物グレーは優秀で使いやすいアイテムでございます。それはホワイトでは目立ち過ぎ、ブラックではイカつすぎるのでその中間色といった位置づけでもあります。ただし柄無しの単色グレーは難しくなります。 またペラペラの薄い素材のものも安っぽく見えるので避けたほうが無難です。したがってダウンジャケットを含むブルゾン類や、ウールコートが適切な選択肢となります。しかしながら国内ではあまり人気が無い色柄になります。 グレンチェック柄のグレーウールコートは、過去から現代に至るまで不変のアイテムです。セーター類やウールパンツなどとテキトーに合わせたとしても、よほどのことが無い限りハズれないと思われます。 グレンチェック柄と並んでヘリンボーン柄もグレーのアウターを代表する柄です。この柄は単調に見える単色の代替となり、比較的高級感がある外観になります。そしてカジュアルスタイルにおいては、こちらのほうが使いやすいと思います。 参考までにチェック柄グレーのテーラードジャケットは少々やり過ぎのスタイルに見られるので、あまり一般向けとは言えません。またこのような柄物は写真や動画(テレビを含む)で撮影するとモアレ現象(縞柄が歪む)が出やすいので注意が必要です。
富裕層風味のウィンターメンズファッションはウール素材と色
お金持ちと呼ばれる方々でもお金そのものが興味の中心、あるいはお金を消費することに興味が無い方々はユニクロなどをお召しになられているようです。その一方で富裕層と呼ばれる方々は世界共通でファッションにもお金を消費されています。 とは言ってもエレガンテなスタイルは、お金のみならず経験値も必要であったりします。特に国内の富裕層のご夫婦の方々の場合、奥様はエレガンテであってもご主人の服装が今ひとつといったケースを多くお見かけします。 Brunello Cucinelli:レディース、メンズ、キッズアイテム公式ブティック ちなみに服探しのお時間が取れない富裕層の方々にはトータル ファッションを展開し、コーディネートも容易であるブランドが適切です。なかでもイタリアンの高級ブランドであるブルネロクチネリ(Brunello Cucinelli)を私はオススメしております。 また同ブランドはカジュアルからフォーマルまで品揃えが豊富でもあり、近年は俳優の渡辺謙氏およびご令嬢の杏氏がブランド創立地に招かれたご様子などが国内でも話題になりました。 そして特に富裕層では無くても、ソレ風のスタイルを作り出すことは可能です。とりわけ冬は上品に見えないテカピカのダウンジャケット(特に白)は避け、ウール素材あるいはカシミア素材などのアイテムを着用します。 一般的に冬季のエレガンテなスタイルは、コットン素材を避けることが重要です。ブルージーンズやチノパン、あるいは薄手の長袖シャツは外観が寒々しいのでウールパンツやフランネルシャツと置き換えます。 色はホワイトまたはベージュと、グレーやブラウンを組み合わせます。参考までにブルネリクチネロのスタイルでは、ベージュとブラウンを中心としたアイテムを多く提案しています。 それらの色であれば適当に組み合わせても、ある程度見栄えがする富裕層風味のスタイルが完成します。とは言ってもカシミア素材のアイテムは値が張るので、ウール セーターやウール コートなどで十分です。 いずれにしてもこのスタイルは防寒という実用性も兼ねており、さらに通気性も良いので暖房が効いた屋内にも対応可能です。特に50代以上のメンズの方々の場合、このようなスタイルは落ち着いて見えるので良いと思います。 ただし注意点がひとつあり、安価なアクセサリ類は避ける必要があ...
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