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6月, 2022の投稿を表示しています

マストアイテムとはマスト ハブ アイテムの間違いです

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ファッション メディアに限らずメディアの方々は響きが良いカタカナ語を好んで使う傾向がございます。翻訳の経験がある私からすれば「エビデンスだぁ?どうせ綴りも発音もできないクセに……」と、心の中で思うところであります。 とは言ってもテレビやラジオなどは日本語訳が無いので仕方がない一面もあります。しかしながらファッション業界はカタカナ語が大好きな上に、原語も何も調べずに他の雑誌などで使った用語をこぞって真似することが多い印象です。 最近よく見かける「マスト アイテム」もそのような用語のひとつで、彼らは「必須(持つべき)アイテム」の意味で使っているようですが文法的に問題があります。何故ならMustは助動詞なので、それに続く動詞が必要だからです(命令形のYou Must!などは除く)。 例えばYou must have shoes(靴は持つべきです)とは言えますが、You must shoesでは動詞が抜けているので靴をどうしなければならないのかわかりません。したがって必須アイテムを意味するのであれば、Must Have Item(s)が正しい英語となります。 一方で彼らが同様に使うマスト バイ(Must Buy)は、上記の理由から正しい英語となります。そして英語で必須アイテムは、Itemを省略したMust Have(s)(マスト ハブ)という言い方が海外でも一般的に使われています。 いずれにしても、これは編集に携わる人間が間違うと恥ずかしい中学校レベルの英語です。完璧な英語を使えとは申しませんが、少なくともマスト バイとの整合性が取れないので修正されたほうがよろしいかと存じます。 【関連記事】 アズーロエマローネは日本限定のファッション用語

40代メンズのオシャレはパンツからはじめる

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40代の方々がオシャレをはじめる場合、何から揃えて良いのか迷うこともあるかと思います。また予算には限りがあるので、すべてのアイテムを一気に揃えることが難しい事情もあります。 そうなりますとお手頃な価格帯のアイテムに目が行って長袖シャツあたりから始めたりしますが、シャツはスタイルの大きな変化があまり期待できません。さらにクリーニングを含む洗濯の手間が煩雑でもあります。 その点パンツは単体でスタイルの向上が期待できるアイテムと言えます。加えてパンツは洗濯の頻度が少なく、本数が増えてくればクリーニングの頻度は年に1回以下となる場合もあります。 実際のところパンツはジャケットやコートと違い、それが無いとメンズファッションが成立しない重要なファッションアイテムです。そしてスタイリングにおける専有面積も大きいので、外観が大きく変化する可能性があります。 以上のような理由からパンツからオシャレをはじめることをオススメするわけです。とは言ってもどんなパンツでも良いわけでは無く、最初は汎用性が高いブラウンのコットンパンツ(チノパン)からはじめると良いと思います。 【SALE/30%OFF】スリムフィットストレッチチノパンツ LACOSTE ラコステ パンツ チノパンツ ベージュ ブラック ネイビー グリーン ブラウン【RBA_E】【送料無料】[Rakuten Fashion] posted with カエレバ 楽天市場で探す Amazonで探す Yahooショッピングで探す 例えば上記はフランスを代表するカジュアル ブランドのラコステのチノパンでございます。スポーツ ウエアを得意とする同ブランドのウエアは、品質もデザイン性も高い印象です。また入手も容易で、セールで購入することも可能です。 私は時折同ブランドの店舗でウエア類を見ることがあるのですが、有名なポロシャツはもとより品質に定評があるローカット スニーカーなども価格帯がお手頃なので、ワニのロゴアイコンがお嫌いでなければ初心者の方々にもオススメです。 ジーンズは一般的なアイテムであるものの、ブランドやシルエットによってスタイリングが大きく変化します。40代の皆様の場合、リーバイスに代表されるアメリカンブランドのものはお尻の生地が余って後ろ姿が老けて見えるので注意が必要です。 さらにテーラー...

スプレッツァは40代メンズ ファッションの最終形態

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スプレッツァ(SPREZZA)はスプレッツァトゥーラ(SPREZZATURA)の略でございます。原語はイタリア語ですが、英語圏においてはどちらもファッション用語として認識されております。日本語に訳すのであれば「自然体の優雅な服装」といった意味となります。 この用語は近年のやり過ぎファッションやコスプレに近いスタイルの対極として使われるようになったと思われます。とは言っても簡単にできるスタイルでは無く、ある程度の期間とブランドに頼らずにアイテムを選ぶセンスが必要なので中級者以上向けとなります。 そういった意味においては若者さんたちより年季の入った40代以上の方々にとってお似合いのスタイルとなります。そして海外においてもスプレッツァを標榜する方々の多くは中高年男性が多い印象で、特にイタリア人は文化の多様性も相まって彼らの得意とするスタイルのようです。 基本的にスプレッツァはデザインでは無く、品質や色彩に重点を置いたアイテムを使います。かと言って柄物はあまり使わず、落ち着いた配色でコーディネートされています。そして男女に等しく受け入れられるファッション スタイルです。 ちなみに柄物を使えばオシャレに見えると勘違いされている方がいらっしゃいますが、目立つこととオシャレに見えることは違います。加えて全身ブラックや、白黒のコーディネートも独りよがりのコーディネートと見られがちなので同様です。 さらに上記のようなビシッと決めた3ピース スーツ スタイルや、カッコ良いと思っているのはご本人だけのアイビー ファッションなどはスプレッツァには該当しません。また体に馴染んだアイテムが主となるので、新品のアイテムを紹介するファッション誌のスタイリングもスプレッツァではありません。 一般的にスーツ スタイルはカッコ良く見えるのですが、カッコ良いのはスーツであって着ているご本人ではありません。また色柄やネクタイを変えてもスーツ スタイルは単調なので、どれも同じように見えて結局は「スーツがカッコ良い人」といった印象になります。 一方でスプレッツァは同じアイテムを繰り返し使って組み合わせを試行錯誤します。その意味からもジャケットとパンツが決まっているスーツ スタイルは、あまりスプレッツァ向けとは言えません。 スプレッツァは、長袖シャツ+パンツ+革靴のシンプル...

New Balance(ニューバランス)RC205を購入しました

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私は主にイタリア製のシューズを痛くても疲れやすくても履き続けてきたわけですが、たまには自分を許しても良いのではないかと思い立って初めてニューバランスのスニーカーを試しに購入いたしました(5,000円+送料660円:定価11,000円)。 試しにと言うのは試着をせずに下記の公式アウトレット ストアで購入したという意味でございます。サイズも通常よりハーフ サイズ大きいものしか残っていなかったので勝負した次第です。 【NB公式アウトレット】ニューバランス | New Balance【公式通販】 ニューバランスは説明の必要がない有名なアメリカのブランドでございます。同ブランドのスニーカーはデザインも種類も豊富であり、立ち仕事が多いセレクトショップの店員さんたちも良くお履きになられています。 今回購入したモデルはラニングシューズということで、実際に走ることを前提としている模様です。サイズ感としましては少々細身の印象です。私の足は幅広で25cm・US7がジャスト サイズですが、今回はUS7.5で幅も長さも特に問題ありませんでした。 この投稿をInstagramで見る Kazuhide Araki(@k__araki)がシェアした投稿 参考までにこのスニーカーの配色はフランス国旗と同じ3色(青・白・赤)であり、私の経験上この3色の組み合わせは比較的服に合わせやすくオシャレに見えることも購入の理由です。 ・NEW BALANCE|RC 205/ ニュー バランス/RC 205/WhitexRed #スニーカー 白 ランニングシューズ posted with カエレバ go-on Yahooショッピングで探す Amazonで探す 楽天市場で探す 【関連記事】 イタリア人と日本人の足型の比較

La Martinaのボンバージャケットを購入しました

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通販サイトのGILTにおいてLa Martina(ラ マルティーナ)のブルゾンを購入いたしました(税込み17,000円)。白系のブルゾンは持っていないこともあり、加えて素材が麻52%・綿48%と珍しいことが購入の動機でした。 この投稿をInstagramで見る Kazuhide Araki(@k__araki)がシェアした投稿 同ブランドは主にヨーロッパを中心に店舗を展開しており、国内における実店舗は存在しません。ちなみにこのブルゾンは数シーズン前の春夏物と思われ、当時の定価は約11万円とのことであります。 La Martina | Home Page La Martinaは細身のデザインが特徴であり、ブルゾン類も胸周りは比較的タイトな仕様となっています。このブルゾンも表記サイズでジャストではあるものの、肩周りが大きい私の体型にはキツイ感じがあります。 ヘリンボーン柄の白系ブルゾンを見るのは初めてです。また肩周りのデザインはテーラードジャケットに近いので、着こなし方法によってはエレガンテな外観になると思われます。 【関連記事】 La Martinaのレザー ジャケットを購入しました

ANDREA FENZIのポロシャツを購入しました

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お安くなっていたANDREA FENZI(アンドレア フェンツィ)のポロシャツをYoox.comで見つけたので購入いたしました(3,680円+送料)。同ブランドは2年ほど前までは国内の店舗でも見かけましたが、現在では本国のウエブサイトも閉じている模様です。 一般的にイタリア製のポロシャツはタイトで着丈が長めのデザインが多く、このポロシャツも例外ではありません。したがって筋肉質の体型の方に良くお似合いになります。ちなみにサイズはS(46)でジャスト フィットでありました。 注意書きの要約:「この製品は後染めなので色ムラは欠陥ではなく特徴です。製品を直射日光や明かりにさらさないでください。色あせをする可能性があります。他の衣類と別々に洗濯し、上下を逆にして乾燥させてください」 この投稿をInstagramで見る Kazuhide Araki(@k__araki)がシェアした投稿 イタリア製の衣類は、青と緑が経年で退色しやすい傾向があるようです。そして退色は特に折り畳みによる折り線の箇所で顕著です。その原因が太陽光などであれば外出着としては使えませんし、特徴と言われましてもモヤモヤするところでございます。 【関連記事】 ANDREA FENZIのサマー ニットTシャツを購入しました 青と緑のイタリア製ウエアは経年で変色しやすい
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