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袖まくりを前提とするテーラードジャケットの本切羽(開き見せ)

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テーラードジャケットの袖ボタンの仕上げ方には種類があり、なかでも本切羽と呼ばれる実際にボタンを外せる仕上げは最上級とされています。しかしながら実際にボタンを外して袖まくりをすることはほとんど無いので、袖部分の装飾の一部と言って良いと思います。 とは言っても先日購入したテーラード ジャケットが夏向けの薄い生地ということもあり、実際に袖ボタンを外して袖まくり(折り返し)をしようかと思い立ちました。そしてお直し屋さんと相談して通常とは少し違う方法で袖先を仕上げていただきました。 一般的にボタンは先端部分から4cm~4.5cmの位置から取り付け始めます。また袖丈はジャストの長さに調整することが多いので、袖まくりは前提としていません。 仮に袖をまくった場合、袖の裏地が見えてあまりエレガンテとは言えない外観になります。特に冬用のジャケットは生地も厚く、季節的にも袖まくりは合わない印象です。 今回のジャケットは購入時にすでに袖が本切羽で仕上げられていたため、先端部分から約2cm詰めていただきました。これによってボタンを留めたままで、袖の先端を小さく折り返すことができます。 同時に袖先の表地を第一ボタンの裏側まで折り込み、大きく折り返した際に裏地が見えないようにしました。 このような袖先の仕上げ方は上級者向けではありますが、場合によっては検討されてもよろしいかもしれません。参考までに加工費用は総額約8,000円といったところでした。

白スニーカーが合わせにくいのは仕方がない

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いつの頃からか白スニーカーが合わせやすいといった情報が増えてきたわけですが、このアイテムはカッコ良く合わせることが難しい一面があります。それでもレディース ファッションではボトムスの選択肢がメンズのそれより多いので、易しいとは言えませんがメンズほど難しくはありません。 白スニーカーが合わせにくいのは足元の白が目立つことが原因です。白は黒やネイビーなどの暗色系とは異なり、単体でも目立つ特性があります。それが理由で白ジャケットの場合も、何らかの方法で中和しないと白ばかりが目立つコーディネートになってしまいます。 ちなみに白スニーカーが難しいなら黒スニーカーで……などとファッション誌の編集者は言い出しそうですが、黒スニーカーは逆に地味過ぎます。したがって黒スニーカーの代わりにカジュアルな黒革靴を使ったほうがエレガンテな外観になります。 白スニーカーを合わせる場合、最初にブルージーンズを思い浮かべる方も多いかと思います。しかし高価格帯の白スニーカーの場合は外観の主張が強いので、それを中和するために他に白のアイテムを取り入れるほうが全体のバランスが向上します。 個人的にはブルージーンズに合わせる白スニーカーはスポーツブランドのものが良いと考えています。特にカジュアル色が強いブルージーンズには、実用性を重視した白スニーカーのほうが合わせやすい感じです。 中和という観点からは白パンツ(ジーンズ)は有効なアイテムです。むしろ白スニーカーは、白パンツと合わせるとスタイルが昇華する印象です。白ジーンズをお持ちの方であれば、このスタイルは試されてもよろしいかと思います。 白スニーカーが失敗しにくいのは、ショーツ(短パン)との組み合わせです。加えて日焼け肌との相性も良く、サーフィンなどのマリンスポーツを好む方々にはお似合いになります。 いずれにしても白スニーカーは最後に付け加えるアイテムではございません。少なくともカッコ良い外観に仕上げるためには、試行錯誤とともに白スニーカーを中心に組み立てる能力も必要となります。 【関連記事】 Saint Laurentのホワイト スニーカーを購入しました

BARENA(バレナ)のリネンシャツを購入しました

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去年数枚購入したリネンシャツはスタンドカラーであったため、テーラードジャケットと合わせやすい通常の襟のリネンシャツが必要になりました。そうした折にセール会場で丁度良さそうなシャツを見つけたので購入いたしました。 Barena Venezia - Official Online Store バレナは近年セレクトショップなどでも取り扱いが増えてきたイタリアのカジュアルブランドでございます。特にシャツやパンツ類は春夏向けのデザインが多く、これからの季節に使いやすい印象です。 この投稿をInstagramで見る Kazuhide Araki(@k__araki)がシェアした投稿 今回購入したリネンシャツもまさに夏向けのリネンシャツであり、リネンジャケットと合わせるとナポリ風味のスタイルといった感じです。色はチェレステ(スカイブルー)で他のアイテムとも合わせやすいので、これからの季節に活躍しそうです。 参考までに第一ボタンと第二ボタンの間隔が狭いのは、イタリアンシャツで時折見受けられます。これによって第一ボタンを外しても胸部分が大きく開かないので、キレイめに着こなしたい方には便利な仕様かもしれません。 【送料無料】 バレナ メンズ シャツ リネンシャツ トップス Linen shirt Light blue posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング

2023年9月に斜視の手術をしました

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コロナ禍中の3年ほど前から複視(物が二重に見える)に悩まされておりました。最初は長髪にしていた際に髪の毛を後ろで束ねることが原因と考えておりましたが、髪の毛を短く切ってからもその症状は治まりませんでした。 視界は常に上下に二重にズレており、自動車の運転も危険である上に映画の字幕も二重に見えて目が疲れることがありました。そして2023年3月に右の眼球が下がっている斜視であるとの診断を受けました(上記の写真)。 これが左右の斜視であれば自分で早期に気がついたと思われますが、上下の場合は目を大きく開かないと判別できません。また、大人の斜視の要因でもある頭部への衝撃の経験も無かったことが、眼科でも発見が遅れた一因と思われます。 しかしその眼科では斜視の治療はできないとのことなので、大学病院を紹介していただきました。とは言っても東京都内でも斜視の手術に対応している医療機関は多く無い模様で、順番待ちが混んでいたので初診の予約は3ヶ月後の6月になりました。 その間であっても見え方を修正したかったので、プリズム レンズの眼鏡を作りました(レンズのみ2枚で約18,000円)。これは近・遠視用レンズとは異なり、焦点の位置を上下左右に修正するものです。そしてこれによって正常に近い視界を得ることができました。 そして大学病院での診断の結果は眼球を動かす複数の筋肉の中の1本が短いことによる斜視という説明でした。それが先天性か後天性なのかは不明とのことでしたが、手術適応の症例なので右目の手術を行うことになりました。 参考までに私は18年前に両目のレーシック手術、9年前に右目の網膜裂孔の手術を受けています。したがって右目の手術は3回目となり、目の手術は比較的短時間で終了するものの、恐怖や痛みがあっても目を閉じることができないことも承知していました。 手術の日程は私の夏休みも考慮し、診断から3ヶ月後の9月に行うことにしました。斜視の手術前の注意事項に関してはそれほど制限はありませんでしたが、術後は1ヶ月ほど白目が充血するとのことでした。 手術は点眼麻酔によって仰向けに寝た状態で行われ(子供さんの場合は全身麻酔の場合もあり)、黒目の下を切開して筋肉を引き出して長さを調整し、途中で上半身を起こして見え方を確認しながら約25分で終了しました。 また手術の際には黒目に

ピエール・ルイ・マシアのオーバーTシャツを購入しました(2枚目)

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昨年購入したオーバーTシャツの具合がよろしかったので、今年もピエール・ルイ・マシアの色違いのものをアウトレットモールで購入いたしました。ちなみにこのTシャツは数年前に日本で企画されたシリーズの一部と思われます。 国内ではストールで有名な同ブランドは、幾何学的なパターンなどを採用した特徴的なデザインで外見から識別することができます。そしてそれらのデザインはアパレル アイテムでも採用されていますが、国内でそれらは販売されていないと思われます。 前回購入したオーバーTシャツは、海外旅行やオシャレなスポットへのお出かけにおいても大活躍いたしました。特にTシャツとしては高級感があるので、ハイブランドが立ち並ぶエリアであっても見劣りすることがありませんでした。 今回購入したTシャツは前回と同じくMサイズ(48相当)を選択しました。本来であればSサイズがジャストではありますが、緩く着ることを目的としたので同サイズにしました。 可能であれば同じシリーズのアイテムなども揃えたいところですが、残念ながらこのシリーズの生産はすでに終了しています。それも理由で在庫品限りのセールとなっていた模様です。 【正規取扱店】PIERRE LOUIS MASCIA ピエールルイマシア STICH コットンプルオーバーシャツ 39651 マルチ posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング 【関連記事】 ピエール・ルイ・マシアのオーバーTシャツを購入しました

CRUNA(クルーナ)のシアサッカーパンツを購入しました

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去年に続いて2回目となるCRUNA(クルーナ)のパンツを通販のセールで購入いたしました(送料込6,920円)。そして今回はホワイトのシアサッカー パンツでございます。 私が同ブランドを初めて知ったのは、前回購入したYOOXであります。履いた感じや外観はPT TORINOやINCOTEXとは異なり、緩めのカジュアル フィットといった印象です。しかしシルエットや製造手法はイタリア製の特徴を備えています。 Cruna Shop Online Ufficiale CRUNA(クルーナ)は2010年にパンツ専業としてスタートしたしたイタリアのブランドです。同ブランドはナチュラル エレガンスにこだわった素材を使用したイタリア製のパンツを製造・販売しており、近年では国内のセレクトショップなどで取り扱いがあります。 今回購入したパンツはイタリア国内の定価で3万円前後であったと思われます。それでも近年の円安などを要因とした価格上昇により、この価格帯のイタリア製パンツはむしろ安価な部類に入ります。 この投稿をInstagramで見る Kazuhide Araki(@k__araki)がシェアした投稿 参考までにイタリアはホワイトパンツの種類が他のどこの国よりも豊富です。それでもこのようなホワイトのシアサッカー パンツはあまり見かけるとが無いのと、そのセール価格も相まって購入した次第です。 【関連記事】 CRUNA(クルーナ)のヘリンボーン柄パンツを購入しました

ブルー シャンブレーシャツはコーディネートが昇華する

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ブルー シャブレーシャツはスーツやテーラードジャケットとの相性が良く、入手も容易なので初心者の方にもオススメできるアイテムです。しかしながらビジネススタイルにおいては、たとえビジネス カジュアルが容認されていたとしても着用するには勇気が必要と思われます。 また量販店などで販売されているビジネス用途の安価なスーツは、シャンブレーシャツに限らずカジュアル アイテムが合いません。したがってデザイン性が高いスーツのほうが望ましく、加えてフランネルなどの起毛素材以外のスーツといった制限もあります。 その一方で多様なテーラードジャケットと合わせられるので、そのスタイルが得意の方には必須アイテムと言えます。特に上記のような難しい色や柄のテーラードジャケットに合わせるシャツを迷った場合、ブルー シャンブレーシャツを試されても良いと思います。 シャツ単体のスタイルにおいてもブルー シャンブレーシャツは使いやすい印象です。例えば白シャツでは物足りない場合など、柄シャツに頼らずに洗練された外観を作り出すことが可能です。 このシャツは単体でコーディネートを昇華させることができる優秀なアイテムのひとつです。逆にボタンダウンシャツ タイプやネクタイを合わせたりするのは過剰な装飾であり、それらを使うとシャツの特性が台無しになるので注意が必要です。

THE GIGIのリネン テーラードジャケットを購入しました

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去年から夏向けの麻素材のテーラードジャケットを探していたのですが、ようやく条件に合うものを YOOX「広告・PR」 において購入いたしました(送料込27,600円)。もう少し値下がりするのを待とうかとも考えたのですが、84%オフは同サイトの限界値引き率に近いので購入に踏み切りました。 THE GIGI(ザ・ジジ)は2014年に設立されたイタリアのブランドで、国内では各セレクトショップなどで取り扱いがあります(オフィシャルサイトは停止中)。そして同ブランドはスーツ・テーラードジャケット・パンツを中心として展開しています。 今回購入したテーラードジャケットはLuigi Parisotto(ルイージ パリゾット)のリネン生地を使用しております。縫製も随所に手縫いの形跡が見られ、高級ラインの製品といった印象です。 この生地は比較的厚手なので重量感があり、リネン特有のシワも良い感じで付きそうです。このシワによってリネン素材のテーラードジャケットは外観が渋くなり、その変化も楽しめることが今回購入を決めた理由でもあります。 この投稿をInstagramで見る Kazuhide Araki(@k__araki)がシェアした投稿 ちなみにYOOXでは、テーラードジャケットやスーツの別途梱包された袖ボタンは取り付けられた状態で販売されています。したがって購入後に袖の長さを詰める場合、肩から詰めるなどの修理が高額になることがあります(1万円~)。 今回のテーラードジャケットの袖ボタンは本切羽(開き見せ)で仕上がっていました。これが最初からの仕様なのかYOOXで本切羽仕上げにしたのかは不明ですが、いずれにしても少々長いので袖先から2cm詰めることにしました。

スーツとタートルネックのコーディネートはカジュアル スタイル限定

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ビジネススーツとカジュアルスーツは別物でございます。例えば上記のような高級スーツ(セールで購入)であっても、外観上カジュアルスーツに分類されます。しかしながら多くの方々はこれらを混同されているようです。 ビジネススーツにはウール素材・ダークネイビー(暗色)またはグレー・細いストライプといった制限があります。そしてコットン素材・ブラウン・ウィンドウペーン(格子柄)などはカジュアルスーツに分類され、一般企業にお勤めの方々には向きません。 そもそもスーツ=ビジネスというのはひと昔前の固定概念であり、これが「ビジネス スーツにタートルネックはアリか?」といった意味不明の議論の原因となっています。そして結論から言えば「無し」ということになります。 タートルネックはカジュアルアイテムなので、一般的なビジネススタイルとは相容れません。しかも冬季はシャツ+ネクタイのビジネススタイルが確立しており、あえてカジュアル寄りのスタイルに変更する意味もありません。 その一方で冬用のカジュアル スーツの場合、タートルネックは非常に合わせやすいアイテムと言えます。何故ならフランネル素材などの起毛素材スーツは、ネクタイやシャツが合わせにくい上に選択が難しいからです。 ウール素材のカジュアルスーツの場合、黒タートルネックと黒革靴の組み合わせが最も容易です。この2つのアイテムは合わせるスーツの色や柄を選びません。そしてこれがシンプルで見栄えのする基本のスタイルになります。 白タートルネックも黒と同様にスタイリングが容易です。白の場合は黒より柔らかい印象になるので、婚活などの初対面の女性と合う際などに適しています。いずれにしても、黒と白のタートルネックはハズしようがない鉄板アイテムです。 冬用テーラードジャケットもインナーの選択が難しいアイテムです。これもタートルネックと合わせることで、比較的容易にスタイリングを向上させることが可能です(上級者向け)。 オシャレに関心が高くカジュアルスーツやテーラードジャケットをお持ちの方々の場合、タートルネックは容易に取り入れることができると思います。逆にそうでは無い方々の場合、タートルネックは特に必要としないアイテムです。 【関連記事】 ラルフローレンのスーツを購入しました

Thom Sweeneyのテーラードパンツを購入しました

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近年見かけるようになったアイテムのひとつにオーダーパンツがございます。これはオーダースーツと同様に、採寸をして縫製を行うカスタムフィットのパンツです。価格は10万円前後といったところで、ファッションを知り尽くした方々に人気があるようです。 そしてテーラードパンツと呼ばれるドレッシーなシルエットのパンツも増えてきました。このパンツはスーツと同様の高品質の素材を使用し、オーダーパンツに近い手法で作られています。そして価格帯は5万円からスタートといった印象です。 いずれのパンツもフォーマル寄りの特徴を備えており、テーラードジャケットとの相性も良いので上級者の方々向けであります。しかし普段使いするには少々お高いと考えていたところ、通販でお手頃なものを見つけたので購入してみました(送料込17,610円)。 Luxury Menswear & Bespoke Tailoring | Thom Sweeney 2009年にロンドンで設立されたThom Sweeney(トム スウィーニー)は、英国のビスポーク テーラーブランドとのことでございます。現時点において同ブランドは日本国内に販売代理店は存在せずまた、過去に取り扱われていた形跡も見当たりません。 今回購入したパンツは100%リネン素材で、水牛ボタンや手縫いなどが随所に見受けられるハンドメイド仕様となっております。参考定価は10万円程度と予想され、夏向けの高級感あふれるパンツです。 この投稿をInstagramで見る Kazuhide Araki(@k__araki)がシェアした投稿 当初はセットアップスーツのパンツのみを別売していると考えたのですが、その場合はフロント ジッパーになっていることが多いので、恐らくこのパンツは同じ素材とデザインでテーラードパンツに仕上げたものと思われます。 内側の腿部分にはポリエステル素材の当て布が取り付けられ、これは発汗による不快感を低減するためのものと考えられます。そして今年の夏は、主にテーラードジャケットと合わせるスタイルで使用することを予定しています。

ブルージーンズ以外と合わせるパーカーのメンズコーディネート

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パーカーはカッコ良く着こなすことが難しいので、特に必要としないカジュアルアイテムです。しかしながら当ブログをご愛顧頂いているファッションメディアや各地のアパレルショップなどの方々はそうも言っていられないので、これはそういった皆様向けの記事です。 アメリカ由来のパーカーは同国においてカジュアルアイテムとしての地位を確立し、それを着用したスタイルはスーパーカジュアルに分類されます。またそのゆったりとしたシルエットは、肥満大国アメリカにおいて重宝されているアイテムでもあります。 一方である程度の見栄えを気にするコーディネートにおいては細身のシルエットのほうが使いやすいので、ウエスト部分のたるみを少なくする必要があります。その意味においては、ワンサイズ下げて体にジャストフィットさせる方法も有効です。 またアメリカン カジュアルスタイルがダサく見えるのは、何にでもスニーカーを合わせるのが一因です。それを昇華(「格上げ」は下品な表現)させるためには、シルエットを絞った上でブーツなどの革靴と合わせると良いと思います。 上半身を細くすることにより、上記の写真のような緩めシルエットの代表であるカーゴパンツでもある程度スタイリッシュに見せることができます。その場合でも、裾のダブつきは可能な限り排除する必要があります。 ブルージーンズやチノパンと合わせると、それらがどんなに高価なブランド品であっても普段着にしか見えません。元来インディゴブルーは色合わせが難しく、チノパン自体もあまりカッコ良く見えないアイテムなのでジーンズの代替とはなりません。 ブルージーンズと合わせるのであれば、外観上はニットウエアと大差はありませんがウールパーカーのほうがスタイリッシュに見えます。ただしアウターとしては風を通すので肌寒く、どちらかと言えばインナー向きです。 ホワイトジーンズはブルージーンズと異なり、様々なデザインや色のパーカーと合わせることが可能です。加えてホワイトジーンズはアメリカでは不人気であるため、それに影響された日本においてもあまり見かけないので差別化を図ることもできます。 キレイめファッションと呼ばれるスタイルがお好みの方の場合、フランネル素材などのドレッシーなパンツと合わせる方法もあります。これは意外と難易度が低く、適切なパーカーを選択すればスタイリ

Aeronautica Militareのショートパンツをジム用に購入しました

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私はトレーニング用のショートパンツやスニーカーは、主にYOOXなどの通販で購入しております。それはトレーニング向けのアイテムは、デザインより機能性が重視されているのであまりカッコ良く無いのが理由です。特に日本やアメリカのものはその傾向が強い印象です。 私の場合はジム用ウエアにそこまでの機能性は必要ないので、デザイン性が高いイタリア製のカジュアル ウエアのアイテムを使用しています。特にTシャツは消耗品なので、5,000円以下で探すことにしております。 同様にショートパンツも1万円以下のイタリアン ブランドを探して購入してはいたのですが、どうやらその価格ではデザイン性があまり高くないと感じ始めました。そういった理由で今回は YOOX「広告・PR」 において11,300円(送料別)のショートパンツを購入いたしました。 Shop online ufficiale Aeronautica Militare abbigliamento Aeronauttica Militare(アエロナウティカ ミリターレ)は、イタリア空軍が展開する一般向けのカジュアルブランドでございます。ブランドアイコンはFRECCE TRICOLORI(3色の矢)で、過去には日本でも輸入代理店が存在しましたが現時点では確認できません。 購入の決め手となったのはイタリアの3色旗デザインです。ちなみにこのようなイタリア国旗をデザインしたアイテムは、機会があれば購入するようにしています。そしてこのショートパンツは素材も縫製もしっかりとしており、外観を含めてトレーニング用途にも適していると思います。 【関連記事】 Aeronautica Militareのグリーン シャツを購入しました

ファッション アイテムにおける3・10万円の境界線

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ファッション アイテムに限らず、物品を購入する際には予め目安となる金額を設定する場合もあるかと思います。この金額はまた、その人物の価値観と言えるかもしれません。そしてファッションの場合、金額を設定することにより無駄なアイテムの購入を避けられるケースもあります。 一般的にファッション アイテムの外観や品質は価格に比例しますが、上限は存在するのでそれを超えると自己満足の世界に突入します。逆に高品質で低価格の商品は、それらをアピールしても高揚感は得られないので単なる消耗品として扱われることになります。 その一方で「安価な〇〇で十分」などと高価格のアイテムを否定する意見も散見されますが、それは単に低価格のアイテムしか購入経験が無い方々であったりします。そしてファッション アイテムに限れば、高価格のほうが満足度が高くなるのは必然です。 私は購入時の価格に関してはセール価格も含め、例外もありますがアイテムごとにおおよその予算を設定しています。例えばYOOXで購入するアイテムの上限はコロナ以前は2万円だったのですが、現在では3万円程度としています。 3万円以下で購入するアイテムは主に消耗品であり、それらはパンツ・シャツ・ニットウエアなどが該当します。それらの消耗品は3万円以上であっても外観や品質や着心地に大差は無く、またコーディネートの中心アイテムでもありません。 3~10万円にはカジュアル ブルゾンや革靴やシルバー アクセサリあるいはスーツなどが含まれます。ビジネススーツに関しては10万円が上限といった印象で、それ以上はイタリア人のようにオーダー スーツにするほうが満足度が高くなると思います。 テーラードジャケットは価格と比例して着こなし方法も難しくなるので、一般の方々はセール価格を含めて10万円を上限とすると無難です。また40代のビジネス スタイルに関する多くのアイテムも、この価格帯で購入される場合が多いかと思われます。 アクセサリ類は3万円前後を境界線としてデザインや品質が変わってくる印象です。特にカバンを含む革小物やストールなどは外観が素材の品質に影響されやすいので、3万円を下限とするとセンスが良いと言われるかもしれません。 10万円以上のファッション アイテムは趣味の世界とも言えますが、それらすべてで揃えると見栄えが良くなります(予

腕時計の日付表示は便利ではあるが機械式では不要

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エクスプローラIIを購入して5~6年は、腕時計を見て日付を確認しておりました。しかし老眼が訪れた頃から数字が見えにくくなり、毎日使うわけでもないので売却する頃には日付合わせは省略して日付はズレたままで着用していました。 その一方で日付の確認は、現代のスマホより腕時計のほうが素早く行うことが可能です。その便利さから過去には日付・曜日表示機能が搭載されるようになり、今でも半数以上の腕時計には日付機能が付いております。 しかし機械式腕時計に限れば、日付機能は現代において不要であると私は考えています。それは私のみならずROLEXが最も輸出されているのアメリカでも、デザイン上美しく無いなどの理由で日付表示を嫌う人々が数多く存在します(ちなみに同国の愛好家に最も嫌われているブランドはHUBLO)。 例えば機械式腕時計のストップウオッチ機能は使用しなくてもデザインとしての役割がありますが、日付機能は使わなければ(見にくくなれば)無用の長物です。それでも必要と感じられるのは単に見慣れているからであり、実際は日付表示無しのほうがバランスが取れたデザインになります。 とは言っても腕時計に関するこのような話題は、国内ではあまり見かけません。それは腕時計をファッションアイテムとして扱う人々と、趣味やステータスとして扱う人々の考え方には大きな隔たり存在するからです。 特に趣味の方向性が強い方々とは意見が平行線をたどります。例えば腕時計を止めてしまうと時間を合わせるのが面倒(自動巻き上げ機を使う)、日付が見にくい(拡大レンズ付きを買う)、大きくて重い(それは我慢)といった具合になります。 これは腕時計に対する考え方の違いであり、良し悪しの問題ではありません。ただ、腕時計に対する感情を排除して工業製品として見た場合、機械式腕時計に日付表示は不要ではないかというお話でございます。 この観点からは、文字盤のデザインを容易に変更できるスマートウオッチは非常に優秀です。さらに通信可能などの機能面では従来の腕時計を圧倒しているので、例え頻繁に着用しなくても2号機として使い方には慣れたほうが得策であると思います。 参考までに換金性が高い宝飾品は別としても、骨董品や車などは家族に残したところで迷惑なケースがほとんどなので、自分が始めた趣味は自分の代で終わりにするのがベストであ

冬のメンズ カジュアル スタイルは3枚の重ね着で乗り切る

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カジュアル スタイリングにおける重ね着は難易度が高く、重ねる枚数を少なくしたほうが外観が向上する傾向があります。それはまた実用面において、動きやすさや服の脱ぎ着にも影響します。 また地下街を歩いたり地下鉄などで移動する機会が多い場合、その場所における温度も考慮したスタイルが必要です。それは東京などの冬でも温暖な地域では、本気の防寒対策をすると屋内で暑すぎる結果となるからです。 私のカジュアルスタイルにおける上半身の重ね着は、春・秋は2~3枚、夏は1枚、冬は3枚といった感じになっております。なかでも冬は長袖の肌着+ニットウエア+アウターの3枚で過ごしております。 ウィンター スタイルにおいては上下をウール素材で揃えると実用性が高く、スタイリングも容易です。特にウール素材パンツは必須アイテムであり、チノパンなどのコットン素材パンツは寒々しいので避けたほうが無難です。 トップスは厚手のセーターが使いやすく、首が寒い場合はスカーフを巻いたりタートルネックを着用すると良いと思います。この場合もまた、コットン素材のスウエットなどはストリート スタイル感が強いのであまりオススメできません。 個人的な試行錯誤の結果としてはダウンジャケットは、薄手のタートルネックとの組み合わせが最も使いやすい印象です。このスタイルは気温が低い屋外と暖房が効いた屋内の両方に対応し、長袖シャツよりはエレガンテな外観になります。 その一方で体型の薄い方々に人気があるトラッド風のジャケパン スタイルは厚着になりがちです。特に長袖シャツとテーラードジャケットは防寒性能が低いので、どちらかを使うと最低でも4枚の重ね着が必要になります。 そもそも冬のカジュアル スタイルに長袖シャツ(特にドレスシャツ)とテーラードジャケットは必要ありません。長袖シャツは寒いからといって薄手のセーターを着用すると、肌着と合わせてそれだけで3枚になります。 さらにセーターを着るのであれば、長袖シャツは襟しか見えないのでスタイリングにおける意味がありません。かと言ってセーターから長袖シャツの裾を出して見せると、絶滅した昭和スタイルが完成してしまいます。 テーラードジャケットも単体では寒いので、その上からコートを着用する必要があります。そしてコートをテーラードジャケットの代用とすると、コートを脱

ストリート スナップでは太陽が眩しいのでサングラスを使います

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私が常にサングラスを着用しているのは概ねファッション目的ではありますが、撮影時の眩しい顔の表情を防ぐ効果があるからです。とは言ってもサングラスに関する知識も必要なので、それも踏まえて全身のスタイリングも考えています。 一般的に昼間の屋外の撮影では太陽は前方にあるので、裸眼では目を細めないと眩しく感じます。すると頬の筋肉も上がるので、普段とは違った表情になります。その表情はしかめっ面に近いものがあり、場合によってはブサイクと言われることもあります。 一方でサングラスを着用すると目を開けることができるので、普段の表情に近くなります。またポージングを維持している間も、眩しさをあまり感じないので苦痛ではありません(太陽光線が直接目に入り続けるのは結構苦痛)。 それでもサングラスで目は隠れるので普段の顔ではありませんが、少なくとも眩しそうな表情よりはマシであります。またサングラスの種類を変えることにより、顔の印象も変化させることができます。 ちなみにストリート スナップは服装を見せるための写真と勘違いされている方もいらっしゃいますが、背景や撮影場所も重要な要素です。そして全身撮影が前提なので、顔も入れないと写真の魅力が半減します。 その観点からも裸眼よりサングラスをかける利点のほうが上回ります。しかしサングラスは実際に服装に合わせてみないとわからない部分もあります。したがってサングラス単体で紹介している情報はあまり参考になりません。 いずれにしても日本はサングラスに対して根強い偏見があるので、現時点においてサングラスの着用が急激に普及するとは思えません。しかしながら晴天の日はサングラスを着用すると目が楽なので、そこから始められてもよろしいかと存じます。 【関連記事】 サングラスは眉毛が隠れるデザインが良いと言う謎ルール

ニット ウエアはどーしても大人に必要なウィンター アイテム

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タートルネックやセーターはウィンター カジュアル スタイルにおいて重要なアイテムでございます。特に40代の皆様がオシャレを目指す場合、それらは避けては通れない道でもあります。しかしながら国内における普及率は今ひとつといった感じです。 その理由のひとつとして「チクチクする」といったものがあります。実際のところ、ひと昔前のようにチクチクして不快なニットウエアはかなり少数です。加えて最初はチクチクしたとしても、着用しているうちに慣れます。 それは冬に街で見かける多くの女性が、タートルネックなどのニットウエアを着用していることもで証明できます。そして「チクチクして嫌い」と着用を避けている方で、スタイリッシュな方はあまりお見かけしません。 また長袖シャツの上にセーターを着るといった過去のスタイリング方法も変化し、現代では長袖肌着の上に直接セーターを着用する手法も増えています。特にタートルネックは保温性に優れているので、肌着と2枚の組み合わせでも防寒性は確保できます。 ウールコート+タートルネックは最も容易で実用性も高い組み合わせです。厚手の素材のタートルネックであれば防寒性も高く、10℃以下の外気温でも対応できる場合がありす。また一撃でスタイリッシュな外観に変化させることも可能です。 ウールコート+セーターの組み合わせもタートルネックと同様です。しかし首部分が寒いので、気温が低い場合はマフラーやスカーフを巻くと良いと思います。むしろ巻物を使う場合はタートルネックよりセーターのほうが首部分がスッキリして見えます。 中綿ジャケットなどのライトダウンジャケットは、首が露出すると安っぽく見える傾向があります。またそれらのジャケットは防寒性も高くないので、厚手のタートルネックと合わせる方法などが有効かと思います。 ダウンジャケットは薄手のタートルネックと合わせることをオススメします。特にフロントジッパーを開けたときのスタイルが、他のどのインナーよりエレガンテな外観になります。そしてなにより首の脂分が付着しないので、首周りの汚れや劣化を防ぐことができます。 ちなみにダウンジャケット+長袖シャツ+ジーンズ+スニーカーの組み合わせは、イケていない部類のアメリカン スタイルなので40代の方々は避けたほうが無難です。特にチェック柄などの柄物シャツは、シニ
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