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初心者にはテーラードジャケットよりブルゾンのほうが使いやすい
一般論としてテーラードジャケットは、スーツをドレスダウンしたカジュアル向けのウエアといった位置づけになります。スーツほど格式張らずに、様々なパンツやシャツと組み合わせることでエレガンテな外観を完成させることが可能です。 また華やかな場面やドレスコードがあるレストランなどにも対応し、女性側も服装を合わせやすいのでデートの際にも活躍いたします。加えてそれらのテーラードジャケットに対する認識は世界共通のものでもあります。 その一方でテーラードジャケットは正確にサイズを合わせないと外観が悪化し、さらに多様な素材やデザインが存在することによって選択肢が多すぎて初心者向けとは言えない部分があります。 そういった観点からは、初心者向けのカジュアル スタイルにおいてはブルゾンのほうがコーディネートが簡単と言えます。特にブルゾンは正確なサイズ合わせが不要なので、テーラードジャケットほど体型に依存しないのは大きな利点となります。 参考までに近年のイタリアのTVドラマや映画などを見る限り、当地におけるテーラードジャケットの着用率は低い印象です。その劇中では上記のようなハンティング風のブルゾンや、シャツジャケットなどが多く使われています。 とは言ってもテーラードジャケットが不要というわけではなく、40代以上の方々が着用されればスタイリッシュに見えますし、コーディネートのスキルも上がることは間違いありません。 レザーブルゾンは体型にも依存しますが、一撃で外観を激変させることが可能なアイテムと言えます。またジーンズのみならず、様々な種類のパンツにも合わせることも可能です。 そして中級者へステップアップするための近道と考えられます。何故ならレザー ブルゾンは、何も考えずにコーディネートをしたとしても大きく失敗することが少ないからです。 シャツジャケットやオーバーシャツと呼ばれるウエアは、長袖シャツの裾出しスタイルに代わるアイテムとなります。そもそも長袖シャツは裾をインすることが前提なので、裾出しスタイルはだらしなく見られる場合があります。 その点においてシャツジャケット類は裾出しが前提です。加えて重ね着にも対応しているので着用できる季節も長く、コーディネートの方法によってはスタイリッシュに見せることも可能です。 パファージャケット(中綿入ジャケット...
着こなしが難しい色やアイテムは着る必要は無い
定期的にファッションメディアが「着こなしが難しい△△は、□□で解決する」などとファッションの提案をしております。これはネタ切れを起こしたときの彼らの手法であり、そもそも着こなしが難しい色やアイテムは一般向けでは無いのでございます。 例えばミリタリーアイテムは体を鍛えた西洋人が着るからカッコよく見えるのであり、貧相な体型の日本人が着ればベトコンであったりあるいは不審者に見えて職務質問の対象となったりします。 ミリタリーアイテムのなかでも彼らが得意とするカーゴパンツは、一般の方々が履けば高確率で工事現場の職人さんパンツとなります。加えて短足に見えて着こなしが難しいこのパンツは、都内の繁華街でも見かけることはほとんどありません。 色に関しても赤・黃・緑・紫などは、差し色であってもコーディネートのバランスが崩れる原因となります。それを解消するために柄物を投入しようものなら、何を見たら良いのかわからない意味不明なコーディネートが完成してしまいます。 それでも彼らはお仕事なので「指南する」とか「伝授する」などと、上から目線でコーディネートを提案します。そしてそれらの色やアイテムを使ったコーディネートは安定感に欠けるので、目立つことはあってもカッコ良い外観とはならない結果になります。
OFFICINA36(オフィチーナ・トレンタセイ)のリネンパンツを購入しました
夏に向けて少々急ぎでリネンパンツを探しておりまして、OFFICINA36のパンツを YOOX「広告・PR」 にて購入いたしました(送料込11,050円)。当初は黒を探していたのですが、なかなか良いものが無かったのでとりあえず茶を選択しました。 Officina36 - #talkinboutgenerations イタリア発の同ブランドは国内に代理店は存在せず、本国ではカジュアル ウエアを中心に展開している模様です。そして比較的お手頃な価格帯で様々なウエアを取り扱っている印象です。 今回購入したリネンパンツは薄手の素材を使用しており、中価格帯のリネンパンツといった感じです。ちなみに低価格帯のリネンパンツは、素材が透ける場合があるので注意が必要です。 この投稿をInstagramで見る Kazuhide Araki(@k__araki)がシェアした投稿 またこのようなリネンパンツの裾は長いと見栄えが悪化するので、くるぶしが見える位置で詰めると良い感じになります。これによってサンダルとも合わせることが可能になります。 【05/08追記】 このパンツが大変具合がよろしかったので、YOOXにおいて色違いのものを追加購入いたしました。 【関連記事】 リネンパンツは使いやすいが入手が難しい
40代以上のメンズはジーンズに革靴を合わせる
40代以上の皆様がジーンズのコーディネートに失敗する要因には、オーバーサイズ・裾のダブつき・スニーカーと合わない……などが挙げられます。なかでもスニーカーは、比較的難しいアイテムとなります。 ジーンズ+スニーカーは一般的なカジュアルスタイルなので、多くの方々はそれほどコーディネートに注意を払わない傾向があります。例えばスーツを着こなす方であっても、ジーンズ スタイルとなると突然と雑なコーディネートになったりします。 実際のところブルージーンズに白スニーカーは、それほどカッコ良く見える組み合わせではありません。特にデザイン性が高く鮮やかな白のスニーカーは、足元が目立ちすぎるのでホワイト ジーンズと合わせたほうが良いと思います。 上記は普段着に近い着こなしですが、スニーカーと組み合わせると足元のバランスが悪くなります。その点において革靴は目立たないので、丁度よいバランスとなります。 ちなみに黒の革スニーカーは革靴とは異なり、シワなどの経年劣化は外見に悪化をもたらすので避けたほうが無難です。また黒のランニングシューズもボリュームがありすぎるので、全体のバランスが崩れます。 テーラードジャケットと合わせる場合は、革靴以外の選択肢は無いと言っても良いと思います。逆に言えば、革靴さえ合わせれば大きくは失敗しないコーディネートです。 ミリタリー テイストのスタイルではスニーカーは高難易度でございます(軍服は革靴が基本)。こういった場合はカジュアル色が強い革靴と合わせると、多少なりともイカツさが和らぐ印象です。 【関連記事】 Care Labelのジーンズを購入しました
ROLEX(ロレックス)から卒業いたしました
昨年アップルウォッチを購入したこともあり、手持ちのROLEXの扱いに悩んでおりました。それらはEXPLORER2(ref.16570)とアンティークの部類に入るオイスターパーペチュアルで、どちらも1年前後でオーバーホールに出す時期も近づいていました。 正直なところそれらは使用回数が少なく日付合わせが面倒であったり、近年のオーバーホール料金が馬鹿にならない金額なので持て余していた面がありました。加えて日付が老眼で見えないとか、スマホで時間がわかるので腕時計が止まっていることすら気が付かない有様でした。 そういった経緯もあり、この機会に手持ちの機械式腕時計をすべて売却処分することにしました。EXPLORER2は近年の買取価格の上昇により、予想を上回る価格で売却することができました。そしてその他の腕時計はそれのおまけといった売却価格になりました。 私はGMT MASTER2とその売却後にEXPLORER2の2種類を、新品で購入して合計20年以上所持していました。その感想としては同ブランドの腕時計は実用品なので、すべての服装に合う万能腕時計では無かったということでした。 特にスポーツモデルはスーツ スタイルにはあまり合わないと薄々は感じておりました。それは私のみならず多くの皆様も、スタイリング レベルの向上に伴って同様のご経験をされていると思います。 またSUBMARINERやGMT MASTERなどのモデルは、ベゼルでシャツの袖の先端部分が擦り切れる問題があります。加えてスーツスタイルにおける腕時計はシャツの袖に収納可能な小さいサイズが望ましく、大型化した現行のROLEXモデルでは袖に入りません。 それでも収集家の方々やROLEXに憧れを持つ若者さんたちにとっては、気分も高揚する良い腕時計です。ただ残念ながら皆様が予想されるほど一般の方々はそれに興味は無く、私の場合は20年間で会話の話題となったのは2~3回程度でした。 結局のところ私がROLEXに対する興味を失った要因は、新製品でも前モデルとほとんど同じ外見・中身にもかかわらず価格が暴騰したことと、オーバーホール料金の値上げにあります。さらにROLEXのデザインを模倣した腕時計の増加により、外見による優位性が失われたことも影響しています。 また、コピー品の氾濫が大問題です。例えば腕時計が...
40代メンズ向けのトラック ジャケットは長袖シャツと合わせる
トラックジャケットはコーディネート難易度が低いメンズアイテムでございます。特に劇的にオシャレになるわけではありませんが、大きく外見が悪化することもありません。そしてスタジャン(バーシティー ジャケット)よりは汎用性が高い傾向があります。 それでも街角であまり見かけないのは、スポーツウエアとしてのイメージが強いことが一因と思われます。とりわけTシャツとトラックジャケットの組み合わせは、スポーツ体型の方以外はあまり似合いません。 肩パッドが入っていないトラックジャケットは、アウターではありますがTシャツ同様に体型に依存します。したがって過体重の方や薄い体型の方が着こなすことが難しいのは事実です。しかしそれは長袖シャツを着ることによってある程度解決します。 長袖シャツと合わせる利点は、重ね着スタイルを強調できることにあります。加えて腕部分がシャツの袖によって多少太く見えるので、細い腕をカバーできます。そしてシャツの下にインナーを着れば気温差が大きい春先などにも対応可能です。 長袖シャツは柄物でも大丈夫ですが、ウエスタンシャツが相性が良いように思われます。シャツの裾はインでもアウトでも構いませんが、フロント ジッパーを閉じる前提であればインのほうが良いと思います。 またフロント ジッパーを閉じる際には上下のジッパーを少し開けると動きやすくなります。その観点からも購入の際にはダブルジッパー付きのトラックジャケットをお選びになるとよろしいかと存じます。 【関連記事】 STUDIO D'ARTISANのトラック ジャケットを購入しました
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