投稿

7月, 2022の投稿を表示しています

ユッタ ニューマンのサンダル(アリス)を購入しました

イメージ
世界最高峰のサンダルとも謳われるユッタ ニューマン(JUTTA NEUMANN)は、10年近く前から購入を考えては何度も見送ったアメリカのブランドでございます。その理由は、場合によっては足の痛みを伴う慣らし期間にありました(後述)。 Jutta Neumann New York 同ブランドはユッタ ニューマン氏によってニューヨーク市で設立されました。主にレザー サンダルを中心に皮革製品を展開し、日本国内でも人気が高いものの現時点において販売代理店が存在しないので各ショップが独自に仕入れを行っている模様です。 参考までに同ブランドは、アメリカに次いで世界では日本が最大のマーケットと思われます。また通信販売で本国のサイトから直接購入することも可能ですが、円安の現時点においては送料などを考慮すると国内販売価格とは大差がありません。 そして同梱されていたユッタ ニューマンのサンダルのお手入れ方法の説明書を下記のように和文に翻訳しました(翻訳文の商業利用および無断使用はご遠慮ください)。 Jutta Neumann New Yorkのお客様へ ・私の手作りサンダルをお買い上げいただきありがとうございます。私のサンダルにはそれぞれの個性があり、同じモデルであっても色味などの外観の違いが見られる場合があります。 ・サンダルの正しいサイズを決める場合、それらがご自分の足に隙間なく完全に密着することをご確認ください。皮革は自然に伸びるので、最初に試着したときは窮屈すぎるように感じるかもしれませんが、短期間で足に馴染むようになります。 ・サンダルには慣らし期間が必要なため、初期における皮革の固さはまったく自然なものです。この期間を短縮されたい場合、最初に履く前にサンダルのストラップ部分を水に完全に浸してください。 ・最初の慣らし期間中においてサンダルのストラップ内側にワセリンなどを塗布することにより、皮膚の水ぶくれなどを防ぐことができます。その際には植物性の油脂は絶対に使用しないでください。皮革の強度が低下して寿命が大幅に短くなります。 ・お買い上げいただいたサンダルは世界中で最も優れた皮革を使用し、最高の染色技術で仕上げられています。一般的にサンダルは夏季に適したフットウエアではあるものの、海辺でサンダルを履く際には注意が必要です。海水は

LINDA FARROWのサングラスをオーバーホールしました

イメージ
LINDA FARROW(リンダ ファロー)はイギリスのラグジュアリー アイウエア ブランドでございます。特にゴールド プレート(金メッキ)が施された上位モデルは、他のブランドを圧倒するゴージャスな外観を特徴としています。 上記のサングラスは購入したのが約7年前と言うこともあり、固定ネジも外れたことも加わって今回オーバーホールをお願いすることにしました。ちなみにこのモデルは、国内には数本程度しか現存しない激レアなものであります。 LINDA FARROW® Official Store | Re-defining eyewear since 1970 同ブランドのアイウエアの多くは日本製であり、高級モデルは鯖江の職人さんによる手作業で組み立てられているとのことです。今回のオーバーホールではイギリス本国に送っても結局日本国内で作業が行われるので、時間短縮のために国内代理店から直接国内の工場に送っていただきました。 フレーム本体はチタン製でサイドの風防とツルの部分には、金メッキの上からミズヘビの皮革が巻きつけられています。ゴールド ミラーレンズも特殊なコーティングが施され、大量生産品のミラー レンズとは反射率が異なります。 この投稿をInstagramで見る Kazuhide Araki(@k__araki)がシェアした投稿 一般的にゴールドミラー レンズは夏に適したサングラスであり、とりわけ水着と組み合わせると男女を問わず水辺の玄人さんに変身いたします。加えて同ブランドのゴールド サングラスの場合、印象が富裕層風味となります。 参考までにこのサングラスには物語がありまして、旅行先のドバイの店頭で約15万円の定価で販売されているのを見かけたのが出会いでした。帰国後に国内未入荷のはずの同じモデルが、アウトレットモールの店舗で1点物の半額セールとなっていたものの購入には至りませんでした。 その3ヶ月後に同じ店舗を訪れたところ、さらに半額セールとなっていたので購入した次第です。当時はその独特のデザインやブランドの知名度が低いことも影響して売れ残っていたと思われますが、そういった意味においては私が入手すべきサングラスであったと確信しております。 今回のオーバーホールでは紛失したネジを新たに製作してい

チェック柄を着こなせる3つのメンズ アイテム

イメージ
メンズ ファッションにおいて着こなし方法が難しい柄として、カモフラージュ柄とチェック柄が挙げられます。この2つの柄は玄人さんでもコーディネートが難しく、また上手に着こなしたとしても着て行く場所が無いのが現状です。 「いやいや、チェック柄はこのように着こなせば難しくありません……」などと、西洋人のスナップ写真を紹介するようなファッション メディアを信用してはいけません。基本的に柄物の組み合わせは難しいのでございます。 例えば上記のようなチェック柄(あるいはウィンドウペーン柄)のテーラードジャケットやスーツは、単体で見るとカッコ良さそうに見えます。しかし集団のなかで浮いてしまう柄なので、着用にはある程度の覚悟が必要です。 それでもアイビー・トラッド系の方々はお好きなようですが、コーディネートの苦労の割にはそこまでカッコ良く見えない柄であることは間違いありません。そして最終的に売れ残り、セール会場の定番アイテムとなったりします。 そして私の経験上、以下の3つのチェック柄アイテムは一般の方でもオシャレに見える可能性があると考えています。ただし、スタイリングの際にはこの他のアイテムにも気を使う必要があるので中級者以上向けと言えます。 ギンガムチェックの長袖シャツ: 赤に限らず青やその他の色でも応用可能ですが、灰色は今ひとつといった印象です。この柄の半分は白色なので、原色との組み合わせであってもそれほど悪目立ちしません。しかしギンガムチェックも含め、チェック柄シャツとネクタイの相性は最悪の部類に入ります。 バッファローチェックのブルゾン: この柄の名称は知らなくても、模様はご存じの方はいらっしゃるかと思います。そしてブルゾンの他に長袖シャツやマフラーでも比較的使いやすいと思います。特に秋冬向けのダークカラーのアイテムとの相性が良さそうです。 グレンチェックのコート: この柄はスーツの場合はやり過ぎ感が出るものの、コートはエレガンテに見えます。加えて白髪が混じる年齢層が高いメンズの皆様の場合、頭髪の色と柄のマッチ具合が良い感じです。ちなみに私はグレンチェック柄の傘も持っております。 【関連記事】 ハイドロゲンのバッファロー チェック ブルゾンを購入しました Gabriele Pasiniのウール コートを購入しました

長袖シャツの袖まくり・カフス ボタン外し・カフス折り返し

イメージ
袖まくりは元来実用性を重視した手法であり、それによって外見がカッコ良くなるわけではありません。加えて細い腕の方が腕まくりをした場合、腕の細さが強調されるので避けたほうが無難です。 またビジネス シーンにおいては上記のように肘の上まで袖をまくるスタイルを見かけますが、その作業が面倒であったり重なった生地が分厚くなったりします。そしてまくった袖を下ろすとシワシワになります。 それでも夏季には半袖シャツよりは、長袖シャツの袖まくりスタイルのほうが外見の悪化が少なくなります。とは言っても、キッチリと折り畳んでまくり上げるのは昭和風味と言った印象です。 私の最近の長袖シャツ単体のスタイルは、カフス部分のみを折り返しています。これは前腕の筋肉が発達しているので、腕まくりが難しいことによるものです。特にイタリア製のシャツは袖が長く細いデザインなので、一般の方でも腕まくりが難しいことがあります。 上記はカジュアル スタイルですが、ビジネス シーンにおいては折り返したカフスが仕事の邪魔になる場合もあるのであまり適さないと思います。しかしオフ ビジネス スタイルでは、手首が露出してカジュアル感が出るので有効な手法ではあります。 カジュアル スタイル限定ですが、スーツ スタイルでカフス ボタンを外す方法もあります。これによって腕時計がカフスに引っかかるのを防ぐことができます。ただしカフスがジャケットからあまり飛び出ないように注意する必要があります。 この方法はジャケットを脱ぐとシャツの袖がだらしなく見えるので、上記のシャツ単体のスタイルのようにカフスを折り返して外観の悪化を避けたほうが良いと思います。お仕事帰りでネクタイを緩めると同時にこのボタンを外しても良いかもしれません。 ウエスタンシャツなどの袖が長いシャツとテーラード ジャケットを合わせる場合、カフスの先端部分を2~3cmほど外側に折り返す方法も存在します。これはカフス ボタンを留めても外してもOKで、主に上級者向けと言えます。 一般的に長袖シャツのスタイリングにおいて大型腕時計はシャツの袖先を止めて外観が非常に悪化するので、そのような場合に以上のようなテクニックを試されてもよろしいかと存じます。 【関連記事】 ボタンダウンシャツの襟ボタン外しについて

40代メンズの夏スタイルは日焼け肌がお似合い

イメージ
巷ではメンズと言えども、加齢に伴うシミなどを防ぐために日焼け防止を推奨しております。しかしファッションの観点からは、露出した顔や腕や足は日焼けしているほうが服に似合う傾向があります。 例えば50代の方々の短パン+Tシャツ+白い肌のスタイルは、筋肉量の低下も伴ってあまり健康そうには見えません。特に大根を彷彿させる白い肌のまばらな足のすね毛は、如何ともし難い人生の寂しさを感じる部分であったりします。 実際のところ、50歳を過ぎれば日焼けの有無に関わらず多くの方々の肌にシミが発生します。加えてその時期には体の各所の不調および仕事や家庭問題の悩みなどで、シミを気にする優先順位は下がることになります。 そのような観点から、私としましては健康な40代の頃から日焼けをして服が似合う肌を作られてはいかかがでしょうかと考える次第です。ちなみに多少のシミであれば、一般的な皮膚科で健康保険を利用して比較的安価に治療できるケースもあります。 医師も推奨する「サングラス」 長時間の紫外線が目の病の一因に〈週刊朝日〉 参考までに私は肌の日焼けより眼球の日焼けのほうが有害であると考えているので、晴天時にはサングラスを着用して外出いたします。さらに夏にかぎらず日差しが強い場合にも目を大きく開けられるので、目の周囲のが疲れにくい利点もあります。 【関連記事】 40代メンズは45kgの握力を目指しましょう

メンズ カジュアル スタイルには茶色レザーベルトが必要です

イメージ
ベルトはあまり重要視されないファッション アイテムではありますが、シューズの数が多くなっている中級者以上の方々は気を使う必要がございます。なかでも茶色のレザー ベルトは必須アイテムとなります。 一般的にスーツ スタイルに合わせる革靴は黒革靴なので、黒色レザーベルトをお持ちであれば十分です。しかしカジュアル スタイルの場合は茶色の革靴と合わせることが多くなるので必然的に茶色レザーベルトが必要となるわけです。 逆に黒色レザーベルトはカジュアル スタイルでは重く見えがちで、特にブルージーンズとの相性はあまり良くない印象です。それは青色と黒色の組み合わせより、青色と茶色のそれのほうが色彩的に良く合うことに由来していると思われます。 例えば上記のスタイルに黒革靴と黒色ベルトを合わせると下半身が重く見えます。特にジーンズの色が暗い青色なので、この場合は茶色を合わせてはっきりとした2色使いとしたほうが全体のバランスが良くなります。 ちなみに靴の色とベルトの色を合わせることが難しい場合、靴の代わりにベルトの色とサングラスのフレームの色を合わせる上級テクニックも存在します。とは言っても、カジュアル スタイルでは靴の色とベルトの色を厳密に合わせる必要はありません。 40代の皆様の場合は外見がだらしないと言われないように、シャツの裾をパンツにインする着こなしも必要となります。特に長袖シャツ単体のスタイルにおいては、選択するベルトによってスタイルが大きく変化することもあります。 クールビズ向けスタイルであれば長袖シャツ+黒レザーベルト+黒革靴の組み合わせとなりますが、カジュアル スタイルにおいては黒色より茶色のレザーベルトのほうが遥かに使いやすいアイテムです。 またナポリ スタイルのようなパステルカラーのコーディネートにおいては、とりあえず茶色のレザー ベルトを合わせる方法もあります。色の数が多いコーディネートにおいても、茶色ベルトはある程度他のアイテムの色と合わせられます。 茶色のレザーベルトは、カジュアル スタイルで合わせるベルトに迷った場合に便利なアイテムです。また高級品にこだわる必要もないので、機会があれば複数本購入されてもよろしいかと存じます。 【関連記事】 Saint Laurentのウエスタン ベルトを購入しました ADRIANO

真夏の黒服は熱を吸収する上に暑苦しい外観になります

イメージ
外気温35度を超えた猛暑日の先日、部屋着の黒タンクトップでうっかり外出してしまいました。家に戻って着替えるのも面倒なのでそのまま出かけたのですが、徒歩で駅に向かう途中で背中が異常に熱いことに気が付きました。 最初は日焼けした背中がヒリヒリしているのかと考えたのですが、正面から太陽光線が当たると胸が熱いので服が原因であるとわかりました。それは暑さでは無くて熱であり、服が熱せられている感覚がありました。 そもそも私は外出時に黒い服はほとんど着ないので、そういったことには無頓着でした。しかし黒の熱せられやすさは、体力の消耗も伴うので現代の日本の夏においては危険なレベルです。 参考までに黒服好きといえば中国の方々でございます(上記はマカオ)。海外で見かける黒服アジア人集団の多くは中国人観光客であったりします。Tシャツも黒色から売り切れるお国柄と現地で伺いました。 香港の民主化デモの参加者の皆様もほぼ黒一色の服装ですが、それは政治的な抗議の意味があると思われます。しかし中国本土の方々の黒好きはそれとは無関係で、何故そこまで黒がお好きなのかは不明です。 一方で欧米における黒服のイメージは喪服またはフォーマル ウエアであり、特に夏に黒服を着る方々はほとんど見かけません。それでも東洋人は黒服を好むようですが、炎天下ではあまり健康によろしくないのでオススメできません。 さらに外観上暑苦しく見えることは避けられず、屋外で長時間着用すると発汗して塩分が白く目立つこともあります。したがってファッションの観点からも、真夏に黒服は避けられたほうがよろしいかと存じます。 【関連記事】 ブラック コーディネートは「オシャレ無精」な人向けのスタイル

ポロシャツをおじさんが着れば、やっぱりおじさんに見えます

イメージ
ポロシャツは元来スポーツ ウエアであり、そのカッコ良さは体型に依存します。むしろポロシャツは、無理をしてまでカッコ良く着こなす必要が無いアイテムでございます。難易度から言えばスーツ スタイルの2倍以上は難しいと思います。 そして夏季にはファッション メディアがおじさん風に見えない着こなしと言って紹介しますが、若者さんであってもポロシャツをカッコ良く着こなす方々は少数です。何故なら若者さんのように体型が薄い方々もカッコ良く見えないからです。 したがって「おじさん=カッコ悪い」という図式は成立しません。それであれば「ポロシャツをカッコ良く見せる着こなし」とすれば問題無いわけですが、どうしても彼らは「おじさん」にこだわりたい模様です。 一方で男性より外見に敏感な女性の皆様は、ポロシャツには見向きもしません。彼女たちはポロシャツをオシャレ着とは考えておりませんし、他にもウエアの種類が多く存在するので無理をしてまでポロシャツを着る理由もありません。 私の場合ポロシャツ単体のスタイルでカッコ良く見せることが難しいので、夏はTシャツ スタイルのほうが多くなります。そして夏季の一般的なビジネス スタイルにおいても、ポロシャツは適さないと考えております。 ちなみに上記のコーディネートは、ゴルフ プレイヤー向けといった印象です。カモフラージュ柄は景色に溶け込むので悪目立ちしませんし、白パンツもゴルフ場では視認性が高い利点があります。 結局のところおじさんにとって、ポロシャツで若く見せたりカッコ良く見せることはできません。そして本気でカッコ良く着こなすことをお考えであれば、上腕二頭筋と三頭筋を鍛えて太くするのが一番の早道であると思います。 【関連記事】 ポロシャツ裾のインとアウトの比較【写真】 真夏にポロシャツは暑すぎる
当ブログの内容の流用はご遠慮ください

© 2023 やさぐれスタイリスト

過去記事

もっと見る