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調光レンズ眼鏡はサングラスの代替とはならない
国内の眼鏡量販店はスーツ量販店と同様に、日夜様々な流行やルールを作り出して販売促進につなげております。そういったなかで、最近は紫外線に反応してレンズの色が濃くなる調光レンズをよく見かけるようになりました。
調光レンズは新しい技術では無く、私が最初に同レンズを使用したのは今から約40年前でございます。当時眼鏡を使用していた私は、調光レンズを試してはみたのですが今ひとつ使いにくかったので普通のクリアレンズに戻しました。
そして日本では一向に売れないサングラスの代替として、近視用レンズを使用している方々向けに調光レンズを押しはじめた模様です(参考までに現在の調光レンズは当時のものよりは性能や品質が向上しています)。

調光レンズは屋内では透明、屋外では暗色に変化してサングラスとなるので一見すると便利なレンズと思えます。しかし眼鏡用フレームは実用性が優先されているデザインが多く、レンズのみを暗色にしてもサングラスとしてはバランスが良くありません。
さらに近視用レンズは表裏に反射防止コーティングが施され、正面から見てもレンズを通して表情を見ることが可能です。一方でサングラス用レンズの表側には施されていないので、レンズ表面の光反射によってサングラスっぽい外観となります。
したがって近視用レンズを暗色にした場合、正面から目が透けて見えるのでファッション目的よりは医療用サングラスといった外観になりがちです。これが調光レンズがサングラスとしては不自然に見える要因です。
加えて調光レンズは色の濃さを調整できない・変色に要する時間が長い・屋内でも紫外線に反応する・レンズの寿命が短い(2~3年)といった点も考慮する必要があります。これらの理由によって私は同レンズの使用をやめました。
それでも色付きレンズを希望するのであれば、濃度が薄い(15~25%)グラデーションのレンズをオススメします。その濃度であれば屋内でもそれほど不自然ではありませんし、屋外でも透明レンズよりは眩しさを低減することが可能です。
一般的に近視の方がサングラスを使用するのであればコンタクトレンズを装着するか、眼鏡の上からクリップオンタイプのサングラスを装着するか、思い切って近視矯正手術をされたほうが良いかと思います(すべて経験済み)。
ちなみに2通りに使える(兼用)ファッション アイテムは、1通りしか使わなくなったりします。例えばリバーシブルジャケットやコートなどは、両面とも中途半端なデザインで着心地もあまり良くないので結局飽きることになります。
調光レンズは新しい技術では無く、私が最初に同レンズを使用したのは今から約40年前でございます。当時眼鏡を使用していた私は、調光レンズを試してはみたのですが今ひとつ使いにくかったので普通のクリアレンズに戻しました。
そして日本では一向に売れないサングラスの代替として、近視用レンズを使用している方々向けに調光レンズを押しはじめた模様です(参考までに現在の調光レンズは当時のものよりは性能や品質が向上しています)。
調光レンズは屋内では透明、屋外では暗色に変化してサングラスとなるので一見すると便利なレンズと思えます。しかし眼鏡用フレームは実用性が優先されているデザインが多く、レンズのみを暗色にしてもサングラスとしてはバランスが良くありません。
さらに近視用レンズは表裏に反射防止コーティングが施され、正面から見てもレンズを通して表情を見ることが可能です。一方でサングラス用レンズの表側には施されていないので、レンズ表面の光反射によってサングラスっぽい外観となります。
したがって近視用レンズを暗色にした場合、正面から目が透けて見えるのでファッション目的よりは医療用サングラスといった外観になりがちです。これが調光レンズがサングラスとしては不自然に見える要因です。
加えて調光レンズは色の濃さを調整できない・変色に要する時間が長い・屋内でも紫外線に反応する・レンズの寿命が短い(2~3年)といった点も考慮する必要があります。これらの理由によって私は同レンズの使用をやめました。
それでも色付きレンズを希望するのであれば、濃度が薄い(15~25%)グラデーションのレンズをオススメします。その濃度であれば屋内でもそれほど不自然ではありませんし、屋外でも透明レンズよりは眩しさを低減することが可能です。
一般的に近視の方がサングラスを使用するのであればコンタクトレンズを装着するか、眼鏡の上からクリップオンタイプのサングラスを装着するか、思い切って近視矯正手術をされたほうが良いかと思います(すべて経験済み)。
ちなみに2通りに使える(兼用)ファッション アイテムは、1通りしか使わなくなったりします。例えばリバーシブルジャケットやコートなどは、両面とも中途半端なデザインで着心地もあまり良くないので結局飽きることになります。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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