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イタリアでもあまり見かけないブルー(青)×ブラウン(茶)のメンズ コーディネート
ブルーとブラウンの組み合わせは、国内ファッション業界の一部でアズーロ エ マローネ(青と茶)などと根拠のないイタリア語が広まっております。そしてこの2色を組み合わせているオシャレな方もあまり見かけません。
アズーロエマローネは日本限定のファッション用語
このスタイルは、どちらかと言えば玄人仕様の着こなしと言えます。特にブルーおよびブラウンのシャツやジャケットなどは一般的では無いので、トップスの選択が難しい面があります。
イタリアかぶれの方々が好むブルーとブラウンの想定は、主にジャケパンやスーツスタイルを中心としたものと思われます。例えばブラウンネクタイ+ブルーシャツや、ブラウンスーツとブルーシャツなどがそれに該当します。
しかしそれらの組み合わせは、イタリア人であっても日常的なスタイルとは言えません。頻繁にイタリアのドラマや映画を見ている私でも、劇中でアズーロ エ マローネを見かけることはほとんどありません。
カジュアル スタイルにおける2色使いということであれば、 ウエスタン デニムシャツとチノパンの組み合わせが比較的容易です。ちなみにこのスタイルにおけるデニムシャツは濃紺以外は合いません。
しかしデニムシャツもチノパンも入手しやすいアメリカン アイテムなので、場合によっては初心者の方でも試しやすいスタイルとも言えます。ただし茶色革ベルトと革靴は必須となります。
ネイビーやダークブルーのテーラードジャケットをお持ちであれば、チノパンと組み合わせることによってソコソコ見栄えがするスタイルが完成します。これもテーラードジャケットの形状にはあまり左右されないので、試しやすい一面があります。
一方でGジャンはチノパンとはあまり素材感が合わない印象です。Gジャンの色味にもよりますが、上記のようなフランネル パンツまたはブラウン ジーンズのように素材感を合わせれば、ヨーロピアン風味のスタイルになります。
ブラウンのブルゾン・Tシャツ・長袖シャツ・トレーナー等々は使いにくいので、ブルージーンズと合わせるアイテムはブラウン コートなど選択肢が限られています。ブルージーンズを使ったブルーとブラウンの組み合わせが少ないのはこれが理由です。
ネイビー コートはブラウン パンツと相性が良さそうです。特にピーコートの場合、金ボタンがブラウン パンツと同系色なので統一感があります。このスタイルはイタリアでもあまり見かけないと思います。
この組み合わせはアイテムの色味も考慮するので、揃えるのに苦労する割にはあまり報われないスタイルと言えます。私はその理由から、簡単なホワイト パンツのコーディネートが多くなるわけでございます。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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