ROLEX(ロレックス)から卒業いたしました


昨年アップルウォッチを購入したこともあり、手持ちのROLEXの扱いに悩んでおりました。それらはEXPLORER2(ref.16570)とアンティークの部類に入るオイスターパーペチュアルで、どちらも1年前後でオーバーホールに出す時期も近づいていました。

正直なところそれらは使用回数が少なく日付合わせが面倒であったり、近年のオーバーホール料金が馬鹿にならない金額なので持て余していた面がありました。加えて日付が老眼で見えないとか、スマホで時間がわかるので腕時計が止まっていることすら気が付かない有様でした。

そういった経緯もあり、この機会に手持ちの機械式腕時計をすべて売却処分することにしました。EXPLORER2は近年の買取価格の上昇により、予想を上回る価格で売却することができました。そしてその他の腕時計はそれのおまけといった売却価格になりました。

私はGMT MASTER2とその売却後にEXPLORER2の2種類を、新品で購入して合計20年以上所持していました。その感想としては同ブランドの腕時計は実用品なので、すべての服装に合う万能腕時計では無かったということでした。

特にスポーツモデルはスーツ スタイルにはあまり合わないと薄々は感じておりました。それは私のみならず多くの皆様も、スタイリング レベルの向上に伴って同様のご経験をされていると思います。

またSUBMARINERやGMT MASTERなどのモデルは、ベゼルでシャツの袖の先端部分が擦り切れる問題があります。加えてスーツスタイルにおける腕時計はシャツの袖に収納可能な小さいサイズが望ましく、大型化した現行のROLEXモデルでは袖に入りません。

それでも収集家の方々やROLEXに憧れを持つ若者さんたちにとっては、気分も高揚する良い腕時計です。ただ残念ながら皆様が予想されるほど一般の方々はそれに興味は無く、私の場合は20年間で会話の話題となったのは2~3回程度でした。

結局のところ私がROLEXに対する興味を失った要因は、新製品でも前モデルとほとんど同じ外見・中身にもかかわらず価格が暴騰したことと、オーバーホール料金の値上げにあります。さらにROLEXのデザインを模倣した腕時計の増加により、外見による優位性が失われたことも影響しています。

また、コピー品の氾濫が大問題です。例えば腕時計が目立つコーディネートやファーストファッションなどの服装でROLEXを身につけると、コピー品にしか見えない現実があります。そして「そのROLEXは本物ですか?」などと言われたりします。

そういったわけで、今回の売却を最後にROLEXから卒業することにしました。とは言いましてもエレガンテな局面におけるドレスウォッチなどのハンドアクセサリー類は必要なので、売却で得た資金で何らかのアイテムを購入する予定ではあります。

【関連記事】

腕時計の日付表示は便利ではあるが機械式では不要

ココをClick→記事タイトルとURLをコピー

コメント

当ブログの内容の流用はご遠慮ください

© 2023 やさぐれスタイリスト

過去記事

もっと見る