腕時計の日付表示は便利ではあるが機械式では不要

Apple WatchとMOREAU PARS
エクスプローラIIを購入して5~6年は、腕時計を見て日付を確認しておりました。しかし老眼が訪れた頃から数字が見えにくくなり、毎日使うわけでもないので売却する頃には日付合わせは省略して日付はズレたままで着用していました。

その一方で日付の確認は、現代のスマホより腕時計のほうが素早く行うことが可能です。その便利さから過去には日付・曜日表示機能が搭載されるようになり、今でも半数以上の腕時計には日付機能が付いております。

しかし機械式腕時計に限れば、日付機能は現代において不要であると私は考えています。それは私のみならずROLEXが最も輸出されているのアメリカでも、デザイン上美しく無いなどの理由で日付表示を嫌う人々が数多く存在します(ちなみに同国の愛好家に最も嫌われているブランドはHUBLO)。

例えば機械式腕時計のストップウオッチ機能は使用しなくてもデザインとしての役割がありますが、日付機能は使わなければ(見にくくなれば)無用の長物です。それでも必要と感じられるのは単に見慣れているからであり、実際は日付表示無しのほうがバランスが取れたデザインになります。

とは言っても腕時計に関するこのような話題は、国内ではあまり見かけません。それは腕時計をファッションアイテムとして扱う人々と、趣味やステータスとして扱う人々の考え方には大きな隔たり存在するからです。

特に趣味の方向性が強い方々とは意見が平行線をたどります。例えば腕時計を止めてしまうと時間を合わせるのが面倒(自動巻き上げ機を使う)、日付が見にくい(拡大レンズ付きを買う)、大きくて重い(それは我慢)といった具合になります。

これは腕時計に対する考え方の違いであり、良し悪しの問題ではありません。ただ、腕時計に対する感情を排除して工業製品として見た場合、機械式腕時計に日付表示は不要ではないかというお話でございます。

この観点からは、文字盤のデザインを容易に変更できるスマートウオッチは非常に優秀です。さらに通信可能などの機能面では従来の腕時計を圧倒しているので、例え頻繁に着用しなくても2号機として使い方には慣れたほうが得策であると思います。

参考までに換金性が高い宝飾品は別としても、骨董品や車などは家族に残したところで迷惑なケースがほとんどなので、自分が始めた趣味は自分の代で終わりにするのがベストであると私は考えています。

【関連記事】

ROLEX(ロレックス)から卒業いたしました

ココをClick→記事タイトルとURLをコピー

コメント

当ブログの内容の流用はご遠慮ください

© 2023 やさぐれスタイリスト

過去記事

もっと見る