テーラード ジャケットの着丈は短めが今風です


テーラード ジャケットの着丈は流行の関係もあり、特にイタリアのスタイルにおいては直近の10年間で短めが定番化しております。ちなみに一般的にスーツのジャケットはテーラード ジャケットより長い着丈のデザインとなっており、これが単体で使用できない理由のひとつとなっています。

上記のフランスのブランドのテーラード ジャケットの着丈は73cmでございます。このジャケットは10年ほど前に購入したもので、現在においては襟の形状も相まって長く見えてしまいます(着丈は背中の襟と背中の境目から端までの長さとなります)。

このジャケットは新品購入時の着丈が77cm程度と長かったので数年前に4cmほど詰めました。希望としては現時点からさらに3cm詰めたいのですが、その場合はポケットの位置を上に移動させる必要があるので加工料金が高くなります。そしてこのジャケットは加工するほどの価値はすでにありません。

またデザインもウエストの絞りが緩いフレンチ スタイルなので、余計に寸胴で長めの外見となっています。しかしながら着用感としては現在のイタリアのテーラード ジャケットよりは遥かに楽であり、シニア世代向けのデザインと言えるかと思います。

個人的には現時点におけるテーラード ジャケットの着丈は、身長170cmの標準体型の場合は70±1cm程度が適切であると思います。スーツの場合はお尻が見えない長さが良いので、同じく70~72cm程度がベストである印象です。

上記の着丈はシングル ブレストのテーラード ジャケットの場合ですが、ダブル ブレストのテーラード ジャケットのデザインは長めの着丈を多く見かけます。ダブル ブレストであれば長めの着丈でもまったく問題はありません。逆に短い着丈のダブル ブレスト ジャケットは子供風でカッコ悪く見えます。


結局のところ着丈が長いシングル ブレストのテーラード ジャケットは、着丈を短く修正してまで着る価値は無いので購入は見送られたほうが良いと思います。そしデザインに関しては、襟が大きく2ボタン(または段返り3ボタン)のジャケットのほうが胴が短く見える傾向にあります。

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