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ズボン/パンツ/スラックス/トラウザーズ/パンタロンの違い?
日本語は曖昧な言語である上に外来語が多く、同じ意味で由来が違う固有名詞の使い分けが煩雑であります。ちなみに日本人がいつまでたっても英語が上達しないのは、カタカナ表記が原因のひとつと考えています。無理やりにでも英語の綴りで表記すればそのうちに慣れると思っています。
ズボンは近年においてパンツと呼ばれていことが多い印象です。私もズボンの代わりにパンツを使っています。いつ頃からそうなったのかは記憶にありませんが、恐らく直近の20年くらいであると思います。また年齢層によっても呼称が異なると思います。
私が子供の頃の年代はズボンが多く、パンツは下着を指していました。デニムはジーンズと呼ばれていました。スラックスは父親世代のスーツのズボンといった感じでした。パンタロンは裾が広がったピッタリとしたパンツでした。10代後半で渡米したときには現地ではジーンズ以外はパンツと呼ばれていましたが、スラックスはあまり聞きませんでした。
トラウザーズを初めて使ったのは20年ほど前に仕事で英国に出張したときでした。パンツを買おうかと百貨店に入ったところTrousersがイギリス由来英語であることを思い出して使いました。そしてその後はイギリス人と話すときはトラウザーズを使っていますが、日本人同士の場合は使いません。
パンタロン(フランス語)に関しては現在勉強中のイタリア語でも頻繁に使います。Pantaloni(複数形)は一般的なパンツを指すイタリア語で、ジーンズは同じくJeansと呼ばれています。私がジーンズをデニムと呼びはじめたのはここ数年であり、英語またはイタリア語を使う場合はJeansを使います。
呼称に関しては正誤の問題では無く、通じなければ言い換えれば良いだけなので神経質になる必要は無いと思います。個人的にはズボンとジーンズが最も馴染みがある呼称でございます。
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経歴:FerrariやRolls-Royceなどの高級輸入車の整備解説書・取扱説明書の翻訳者を経て、 政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリングを担当。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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