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40代メンズはビジネススーツとカジュアルスーツを使い分ける
スーツはビジネス用途とカジュアル(パーティー)用途の二通りに大別されます。国内では主にスーツ=ビジネス用途といった考え方ですが、欧米ではプライベートでもスーツ+ネクタイを着用する文化があります。そして彼らはそれらのスーツを混合して着用いたしません。
ビジネススーツは信用される人物に見えることが目的であり、ビジネスシーンにおいてはオシャレより相手に与える印象のほうが重要となります。そして仕事の能力と釣り合ったスーツスタイルが適切であり、過度なオシャレは禁物です。

上記はサングラスや長髪を別とすれば、現実に近いと思われる国内ビジネススーツスタイルを想定しています。ビジネスシーンにおいては服装では無く人物を覚えてもらうことも重要なので、衣服の記憶があまり相手に残らないようなコーディネートにしております。

一方で結婚式やデートや仕事以外の会合などのシーンでは、華やかなカジュアル スーツの出番となります。したがって仕事用とは別に、プライベート用のカジュアルスーツをお持ちになると便利です。またこれらのスーツは着用頻度が低いので、耐久性より外見を重視しても問題ありません。
そのような機会に威力を発揮するのが、タリアトーレやイザイアやラルディーニなどのイタリアン ブランドのスーツです。それらは基本的にカジュアルスーツであり(そもそもビジネスシーンで襟に花飾りなどは付けない)、華やかさの観点では他国のブランドを圧倒しております。
参考までにファッション メディアはすべてのスーツがビジネス用途であるとの認識から、ビジネスシーンに合わない上に耐久性などの実用性も低い外国製カジュアルスーツをビジネス用途として紹介しております。

加えて一般消費者とファッション誌編集者の間には、上記のような感覚の隔たりがあります。50万円を超えるようなキートンやトムフォードの既製品スーツを、仕事用として紹介しているのもそのためです(一般的にその価格帯であればオーダースーツ)。
ビジネスシーンであってもオシャレを楽しむこと自体は悪くはありませんが、本当にオシャレな方々は相手や場所に合わせることができます。もしビジネススーツを休日に着用することに違和感があるようでしたら、カジュアルスーツを試されてもよろしいかと存じます。
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40代メンズを中心としたファッション アドバイスおよびスタイリングの提案。メディア向けファッション アイテムの貸出。経歴:政治家・芸能人・弁護士などのパーソナル スタイリング。1966年生まれ。【言語:TOEIC840・初級イタリア語】
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