ジャケット+パンツ スタイルにネクタイは似合わない【写真】
ファッション コーディネートは料理の盛り付けと同様で組み合わせ方法が重要でございます。例えばステーキやハンバーグや唐揚げのように個々の料理は美味しくても、同じ皿に盛り付けると美味しそうには見えません。
ファッションにおいても個々のアイテムがカッコ良くても、それらを組み合わせると単にうるさいだけのコーディーネートになる場合があります。それは主張しないアイテムで置き換えれば改善するのですが、結局のところ3色使いまたは柄物1点といったシンプルなスタイルが簡単でエレガンテなスタイルとなります。
自由度が高い複数のアイテムで形成されるジャケット+パンツのスタイルは、盛り付けが難しいコーディネートであります。何故ならネクタイを締めたスーツ スタイルからジャケット+パンツ スタイルに移行する場合、パンツの1色が加わって組み合わせ数が増えるからです。
そして色数が増えると過剰なコーディネートになりがちです。ジャケット+パンツのスタイルはそれぞれを異なる色と仮定すると、それにネクタイが加わり4色となって雑然としたコーディネートとなります。
またテーラードジャケットは単体でスタイルが完成するようにデザインされ、スーツでは使われない柄や生地などが使用されています。そしてネクタイと合わせることも考慮されていません。さらにネクタイ素材の多くを占めるシルクは、スーツと合わせることを前提としています。
上記のようなことを考慮した場合、ネクタイ無しのほうが良いとの結論に至ります。そして以下はジャケット+パンツ+ネクタイのスタイル写真ですが、いずれも過剰なコーディネートといった外観になっております。

上記はTV出演されている気象予報士の皆様がお召しになるようなスタイルでございます。ちなみに白パンツはパーティー スタイルで使用されるアイテムであり、お仕事用には不向きです。
このようなスタイルは人物無しで服のみを平置きした雑誌のコーディーネート写真では良さそうに見えるのですが、実際に人物が着用すると非日常的でカッコ良くも見えないコーディーネートに仕上がります。

このスタイルはネクタイ無しであればある程度完成されたコーディネートであることは確認しておりますが、ピンクネクタイはまったく合っていません。。ネクタイ自体は高価で質感も良いのですが、ピンクのアイテムは難しい印象です。

色数が多すぎることに加え、柄シャツと柄ネクタイが干渉しているスタイルです。ベージュ ジャケットとスチールグレーのパンツも合っていません。

ボルドー色のジャケット自体は悪くないのですが、ネクタイと合わせると今ひとつといった印象です。黒系のネクタイもスーツと合わせるとカッコ良く見える場合もありますが、このようなジャケットと合わせると目立ちすぎでございます。
参考までにウェールズ公チャールズ(チャールズ皇太子)もジャケット+パンツ スタイルの場合はネクタイをお召しになられないようです。そして国際的にもカジュアル スタイルであるジャケパンは、ネクタイ無しということで解釈してもよろしいかと存じます。
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